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目録の内容;番号→書名→著者名→出版社→発行年→版→販売価格→状態+内容
NOVELO@海外もの・U
Nov.fo-0373 / エブドメロス
ジョルジョ・デ・キリコ【著】 笹本孝【訳】
思潮社 / 1980年新装改訂版 / ¥1400 / B〜B−
(経年のヤケ・シミ)
Se´rie 《fantastique》 [原書名:Hebdomeros]
 〈光と闇が溶けあう謎と郷愁の空間
  20世紀芸術に一大衝撃を与えたキリコの絵画の
  独特な幻想と感覚と同質の魔力が、
  この接続詞なき詩的散文に脈打っている。〉

Nov.fo-0351 / ぬけめのない猫の大行進
エリック・ガーニイ【著】 犬養智子【訳】
晶文社 / 1979年 / ¥600 / B
(経年のヤケ・シミ)
[原書名:THE CALCULATING CAT RETURNS] 文・ナンシー・プレヴォ
 〈「『ぬけめのない猫と暮らすには』続編。
  愛らしくも、にっくき猫たちと、平和な日々をおくるための秘訣を、
  思わず吹きだしたくなる絵で、しっかりと教えてくれる。
  猫に飼われているあなたに、これから猫とつきあいたいと考えているあなたに贈る。
  最高におもしろい猫絵本〉

品切れ / 小人たちの黄金
ジェイムズ・スティーヴンス【著】 横山貞子【訳】
晶文社 / 1983年 / ¥― / B〜B−
(帯少傷み、経年のヤケ・シミ)
[原書名:THE CROCK OF GOLD]
―アイルランドの「知恵の語り部」スティーヴンズの世界
 〈アイルランドの地に伝わる神々や魔女や妖精族、そして人間とが織りなす、
  途方もなくナンセンスで、かぎりない知恵に満たされた比類ない世界。
  つぎにいったい何がとびだしてくるのか。時々刻々に成長し、かたちを変える、
  まるで生命そのものの物語。20世紀アイルランドの語り部スティーヴンズが遺した
  傑作ファンタジー。〉

品切れ/やし酒飲み/エイモス・チュツオーラ【著】 土屋哲【訳】
晶文社 / 1983年7刷 / ¥― / B
[原書名:THE PALM-WINE DRINKARD]
―恐怖と魅惑にみちたアフリカの森の物語
 〈奇怪で、恐ろしく、悪魔的な魅力あふれる物語!
  ―ディラン・トマスをしてそう叫ばせた、アフリカ文学の草分けチュツオーラの寓話小説。
  その奔放なイメージと躍動する生命力で、
  発表と同時にヨーロッパ文学界の話題をさらった伝記的処女作。〉

Nov.fo-0343 / レディ・カロライン / ヘンリー・ブライス【著】 宮祐二【訳】
二見書房 / 1973年再版 / ¥600 / B
[カバー+ビニールカバー] (経年のシミ)
[原書名:LADY CAROLINE LAMB]
 〈詩人バイロンと激しい恋におちた情熱の女カロラインの、めくるめく炎の生涯を、豊富な資料をもとに
  描ききった華麗な名品!〉
品切れ / タマラ
エーバ・キルピ【著】 三木宮彦【訳】
二見書房 / 1974年初版 / ¥― / B−

 (カバー=上部擦れ・折込部分折れ目、最初の遊び紙折れ目、経年のヤケ・シミ)
[原書名:Tamara]
装禎・カット:安達東彦



Nov.fo-0345 / 黒い黙示録
カ−ル・ジャコビ【著】 矢野浩三郎【訳】
国書刊行会 / 1987年第1刷 / ¥1200 / B
[原書名:Revelations in Black]
 〈一冊の黒い本に美しい吸血鬼の影が潜む「黒の告知」、
  鬱蒼たる沼地に棲息する巨大な蝶の翅粉から異界へと誘われる「マイヴ」
  ・・・・・・丹念な描写がかもしだす濃密な雰囲気が魅力の短篇作家ジャコビによる
  珠玉の21篇を収録した好スリラー集!〉

Nov.fo-0338 / 悪魔なんかこわくない
マンリ−・ウェイド・ウェルマン【著】 深町眞理子【訳】
国書刊行会 / 1986年第1刷 / ¥2800 / B〜B−

 (地にペンによる黒点有り)
[原書名:Who Fears The Devil?]
 〈ジョンってのがおれの名さ――銀の弦を張ったギターを伴侶に
  アパラチア山脈一帯を放浪して歩くバラッド歌手ジョンが、
  地方色豊かな村々で出くわす様々な怪異を、得意のギターと機転で退散させる、
  飄々とした心温まる連作〈短篇唄物語〉集!〉

Nov.fo-0337 / 白壁の緑の扉 バベルの図書館G / H.G.ウェルズ【著】 小野寺健【訳】
国書刊行会 / 1988年 / ¥900 / B
[函入・月報8付]
編纂/序文:J・L・ボルヘス
 白壁の緑の扉/プラットナー先生奇譚/亡きエルヴシャム氏の物語/水晶の卵/魔法屋
Nov.fo-0336 / ガルシン全集 全1巻 / ガルシン【著】 中村融【訳】
青娥書房 / 1975年第4刷 / ¥2000 / B〜B−
[函入] (函=ヤケ大、本体=経年のシミ)
病める時代の病める作家ガルシン!
 〈1880年代ロシアの暗い時代に、病弱の身をもって『赤い花』『信号』等20篇の作品を書き、同時代人チェーホフに
  「苦痛というものに対して繊細な、すばらしい感受性をもっている」と讃えられながらも、遂に狂気と自殺に追いつめられた
  作家ガルシン。その全作品を収め、ほかに訳者の詳細な作品解説、略伝、写真等をあわせて収録した一巻全集。〉
品切れ / V. 1・2〈全2冊〉
トマス・ピンチョン【著】 三宅卓雄【訳】
国書刊行会 / 1990年新装版第2刷 / ¥― / B〜B−

 (カバー=汚れ・シミ、2巻裏表紙上部若干皺、帯=少傷み、本体=経年のヤケ・シミ)
[原書名:V.]
トマス・ピンチョン、衝撃のデビュー作
 〈1960年代アメリカ文学シーンに突如出現した文学的怪物『V.
  世界の終末へ向け加速する20世紀をさまよう謎の女V.
  鬼才ピンチョンが描き出す巨大な混沌の縮図『V.
  ――V.とは誰か?V.とは何か?〉

Nov.fo-0134 / スロー・ラーナー / トマス・ピンチョン【著】
志村正雄【訳】
/ 筑摩書房 / 1988年初版第5刷 / ¥700 / B

 (小口少汚れ)
 《『重力の虹』など、現代アメリカ文学史上に聳える3つの傑作長編を発表後、
 十余年の沈黙の後に、天才作家自身がまとめた初期短篇集。
 「謎の巨匠」と呼ばれてきたピンチョンが
 自らの作家生活を回顧する序文を付した話題作。
 ポップ・カルチャーと熱力学、情報理論とスパイ小説が交錯する、
 楽しく驚異にみちた世界。》
[現在文庫化]

品切れ / 文体練習 / レーモン・クノー【著】 朝比奈弘治【訳】
朝日出版社 / 1996年初版第1刷 / ¥― / B
(カバー少傷・部分ヤケ・背薄)
[原書名:exercices de style]
  〈前人未到のことば遊び。他愛もないひとつの出来事が、99通りもの変奏によって変幻自在に書き分けられてゆく。
   『地下鉄のサジ』の作者にして20世紀フランス文学の急進的な革命を率いたレーモン・クノーによる究極の言語遊戯。〉
Nov.fo-0330・0331 / フィネガンズ・ウェイク T・U&V・W〈全2冊〉
ジェイムズ・ジョイス【著】 柳瀬尚紀【訳】
河出書房新社 / ¥― / B
(経年のシミ)
[原書名:FINNEGANS WAKE] 装画・山本容子
T・U=1991年3版
V・W=1993年再版
〈今、言葉は永遠の円環に連なった。
文学の最終到達点究極の小説世界初の個人完訳。〉


Nov.fo-0231/ユリシーズのダブリン/柳瀬尚紀【編・訳】 森永学【写真】
河出書房新社 /1996年初版 /¥1000 / B
〈『フィネガンズ・ウェイク』から『ユリシーズ』へ、全十八章の新訳抜粋(原文対訳)と豊富な
ダブリンの写真で構成するジョイス―ダブリン―ユリシリーズをヴィジュアルに読み解く本。〉
 テレマコス/ネストール/プロテウス/カリュプソー/食蓮人たち/ハーデス/アイオロス
 ラストリュゴン人/スキュレーとカリュブディス/さまよえる岩 etc.



品切れ / バフォメット
ピエール・クロソウスキー【著】小島俊明【訳】
ペヨトル工房 / 1989年第3刷 / ¥― / B

 [函入り] (本体を包むパラフィン紙少汚れ)
[原書名:LE BAPHOMET]
 『バフォメット』は題材として中世のキリスト教異端を扱っているが、
 だからといって、これを歴史小説だなどど思ったら
 とんでもない間違いであろう。
 クロソウスキーは形而上学的ポルノグラフィーを書くために、
 舞台を中世異端の城中に設定したとおぼしい。・・・(澁澤龍彦)
再入荷!/ 血みどろ臓物ハイスクール
キャシー・アッカー【著】渡辺佐智江【訳】
白水社 /1993年第2刷 /¥1000 / B
(少シミ)
[原書名:Blood and Guts in High School]
「〈ポスト・パンク〉ティーンズ小説の誕生!」
《詩・日記・童話・戯曲などのスタイルを取り、ポルノグラフィックな言説やイラスト、
大胆なカットアップや引用を駆使し、「女性版バロウズ」キャシー・アッカーが、
少女ジェニーの性と暴力の彷徨を描く。注目のカルト・クラシック、日本に挑発デビュー。》

Nov.fo-0329 / 器官切除 / マイケル・ブライムライン【著】 山形浩生【訳】
白水社 / 1994年 / ¥800 / B
[原書名:The Brains of Rats] ライターズX
  〈レーガン氏の全身をゲバラやビコ医師が解体し、第三世界に資源として供給する手術レポートをはじめ、
   マッドな外科医作家が「人間」にまわる妄想を軽やかに切除するグロテスクな短編集。〉
品切れ / マリアの死 / ゲイリー・インディアナ【著】 越川芳明【訳】
白水社 / 1995年 / ¥― / B
[原書名:Scar Tissue and Other Stories] ライターズX
  〈三人の青年たちの激しく熱い愛憎とセックスを赤裸に描写した「ソドミー」をはじめ、N.Y.ゲイ・カルチャーの新星として
   ジュネと比肩される、鬼才ゲイ作家のハードコアな短編集。〉
Nov.fo-0327 / インド夜想曲 / アントニオ・タブッキ【著】 須賀敦子【訳】
白水社 / 1993年第11刷 / ¥500 / B
[原書名:Notturno indiano]
  〈失踪した友人を探してインド各地を旅する主人公。彼の前に現われる幻想と瞑想の世界。
   イタリア文学の鬼才が描く12の夜の物語。〉
Nov.fo-0326 / ハザール事典[男性版]―夢の狩人たちの物語
ミロラド・パヴィチ【著】 工藤幸雄【訳】 / 東京創元社 / 1993年初版 / ¥1600 / B
[原書名:LE DICTIONNAIRE KHAZAR]
  〈消えた謎の民族ハザールをめぐる奇想小説。物語文学のオーソドックスな楽しみを見事なまでに備えながら、
   その読み方は読者の数だけあるという、バルカンから現われた魅惑に満ちた(21世紀の小説)。
   本書には【男性版】と【女性版】の2版があり。両版のちがいはわずか17行・・・・・・。〉
品切れ / スターメイカー / オラフ・ステープルドン【著】 浜口稔【訳】
国書刊行会 / 1990年初版第1刷 / ¥1200 / B
[原書名:Star Maker] クラテール叢書14
〈想像力の飛翔によって肉体を離脱した主人公は、時空を超え、太陽系の彼方、銀河の果てへと宇宙探索の旅に出る。
棘皮人類、共棲人類、植物人類など、奇妙な知性体が棲息する惑星世界、いくつものユートピア、銀河帝国と惑星間戦争、
生命の進化と文明の興亡の歴史、そこでは星々もまた独自の生を営む生命体であった。そして、銀河という銀河が死に絶え
る終末の時がやってくる。星々の精神と共棲体を築いた主人公は、至高の創造主スターメイカーを求めて旅立つが…。
宇宙の発生から滅亡までを、壮大なスケールと驚くべきイマジネーションで描いた幻想の宇宙誌。〉
Nov.fo-0324 / 魔法の国が消えていく / ラリ−・ニ−ヴン【著】 厚木淳【訳】
東京創元社 / 1980年初版 / ¥800 / B
[原書名:THE MAGIC GOES AWAY]
 イラストレイテッドSF―エステバン・マロ−ト(絵)
Nov.fo-0323/ユーモア・スケッチ傑作展/浅倉久志【編・訳】/早川書房/1978年/¥900/B
 ジェイムズ・サーバー、H・アレン・スミス、ロバート・ベンチリー、E・B・ホワイト、コーリイ・フォード、S・J・ペレルマン、
 ハーヴィー・カーツマン、ウィル・カッピー、ロジャー・プライス 他
Nov.fo-0322 / INTERVIEW 素顔のアメリカ作家たち―90年代への予感
アルク / 1989年初版 / ¥500 / B
[原書名:Voices of Contemporary American Writers]
  モラリストのニューイングランド的ピューリタンが語る政治と暴力(ジョン・アーヴィング)
  日本へ武者修業に出かけたニューヨーカー(ジェイ・マキナニー)/寂しがりやの「少女」を秘めて(タマ・ジャノウィッツ)
  人の役に立つことを望む作家(イーサン・ケイニン)/うつむきがちな視線で(デイヴィッド・レーヴィット)
  関わらず、観察する(ブレット・イーストン・エリス)/三次元の迷路―ニューヨークを描き出す(マーク・ヘルプリン)
  我が町オールバニー(ウィリアム・ケネディ)/新世界に根を張る(バラティ・ムケルジー)
  亡命の果てにほとばしり出たマジック・リアリズムのエネルギー(イサベル・アジェンデ)
Nov.fo-0301 / さかしま−美と頽廃の人工楽園− / J・K・ユイスマンス【著】 澁澤龍彦【訳】
白水社 / 1995年6刷 / ¥2000 / B
[函入]
[原書名:A REBOURS]
〈十九世紀末のブルジョア民主主義と科学万能主義とを軽蔑し、日常的な現実を一切拒否し、ひたすら感覚と趣味とを洗練させて、
人工的な夢幻の境に逃避しようとする主人公デ・ゼッサントは、著者ユイスマンス自身の学殖と嗜好とを一身に体現した人物であり、
密室風な書斎の中で、自己の病める脳髄のつくりだす美と頽廃の人工楽園の妖しい幻覚に酔い・・・・・・。
フランス世紀末文学の最高峰。完訳。〉
Nov.fo-0341 / テオレマ〈定理〉
ピエロ・パオロ・パゾリーニ【著】 米川良夫【訳】
講談社 / 1970年第2刷 / ¥3000 / B−

 (カバー=傷・折込部分折れ目、経年のヤケ・シミ)
[原書名:TEOREMA]
 映画『テオレマ』撮影と併行して書き進められた、
 映画=シナリオと、小説=《物語》との中間に位置する、
 《シナリオふうの物語》。


品切れ / 世界文学全集103 モラヴィア/パゾリーニ
講談社 / 1975年第1刷 / ¥― / B
[函入]
  モラヴィア「わたしとあいつ」(大久保昭男・訳)/パゾリーニ「生命ある若者」(米川良夫・訳)
Nov.fo-0339 / 世界文学全集101 ナボコフ/ベロー/サリンジャー
講談社 / 1976年第1刷 / ¥1000 / B
[函入]
  ナボコフ「セバスチャン・ナイトの真実の生涯」(富士川義之・訳)/ベロー「宙ぶらりんの男」(野崎孝・訳)
  サリンジャー「九つの物語」(沼澤洽治・訳)
品切れ / ロシアに届かなかった手紙
ウラジミール・ナボコフ【著】 加藤光也【訳】
集英社 / 1981年第1刷 / ¥― / B〜B−

 (経年のヤケ・シミ、地に赤鉛筆線、帯破れ)
[原書名:DETAILS OF A SUNSET AND OTHER STORIES]
〈若き日のベルリンを舞台に、襞の多いきらめくような文体で、
人間の優しさと悲しみを謳うナボコフ13の短編。〉
 収録作品:ある夕映えの情景/悪い日/アカザ/チョルブの帰還/旅客/ロシアに届かなかった手紙
       ベルリン案内/呼びりん/雷雨/再会/人生の一断面/クリスマス/忙しい男




Nov.fo-0287・0288 / ナボコフ伝―ロシア時代 上・下 〈2冊〉
ブライアン・ボイド【著】 諫早勇一【訳】
みすず書房 / 2003年 / ¥7000 / B
[原書名:VLADIMIR NABOKOV : The Russian Years]
上巻=〈帝政ロシアの貴族時代から革命に余儀なくされたヨーロッパへの「亡命」生活へ。
     偉大な政治家でもあった父の死、大きな転機となった結婚を経て「作家」ナボコフ
     が誕生するまで。激動の生涯。〉
下巻=〈『ディフェンス』『賜物』など相次ぐ傑作の執筆、ヒトラーの政権掌握と第二次世界
     大戦勃発による新天地アメリカへの脱出…。プルースト、ジョイスと並び称される
     ナボコフの決定版伝記。完結。〉

品切れ / マーシェンカ / V・ナボコフ【著】 大浦暁生【訳】
新潮社
/ 1987年3刷 / ¥― / B
[新潮・現代世界の文学 / 原書名: MASHENKA]
  《哀愁のヴェールを通して浮ぶ愛しのマーシェンカ―異境の地での充たされぬ生活の中で、
   鮮烈に甦える初恋の日の思い出。記憶の意味を問うナボコフの処女長編。》
Nov.fo-0286 / ガラテイア2.2 / リチャード・パワーズ【著】 若島正【訳】
みすず書房 / 2001年 / ¥1400 / B
[訳者、宛名付署名入り]
[原書名:GARATEA2.2]
 ―『舞踏会へ向かう三人の農夫』の天才作家が描く新世紀の恋愛小説。
 〈現代アメリカ文学の若き鬼才、リチャード・パワーズ。彼の90年代の代表作『ガラテイア2.2』。
  ギリシア神話に名高い女性の名前をタイトルに掲げた本作のテーマは、人工知能。〉
Nov.fo-0289/夜の樹 新潮・現代世界の文学/トルーマン・カポーティ【著】 龍口直太郎【訳】
新潮社 / 1990年11刷 / ¥600 / B
(経年のヤケ)
[原書名:A TREE OF NIGHT AND OTHER STORIES.]
 ―夢と現実のあわいに漂いながら、心の核を鮮かに抉り出す、お洒落で哀しいショート・ストーリー。
  夢を売る女/誕生日の子どもたち/最後の扉を閉めよう/銀の酒壜/ミリアム/無頭の鷹/私の言い分/夜の樹
  クリスマスの思い出/感謝祭の訪問客
Nov.fo-0285 / G. 新潮・現代世界の文学 / ジョン・バ−ジャー【著】 栗原行雄【訳】
新潮社 / 1990年5刷 / ¥900 / B〜B−
(ヤケ・シミ)
[原書名:G.]
 〈誘惑することが女性を解放することだと信じ、あらゆる女性に熱い視線を投げつづける性的人間Gの
  一点に絞られた生涯を世紀末から第一次世界大戦に至るイタリアの変動する歴史の中で描く意欲作。〉
Nov.fo-0284 / キマイラ 新潮・現代世界の文学 / ジョン・バ−ス【著】 国重純二【訳】
新潮社 / 1981年2刷 / ¥1200 / B〜B−
(カバー汚れ、経年のヤケ)
[原書名:CHIMERA]
 ―現代に鮮やかに甦える神話の世界
 ドニヤーザード姫物語 / ペルセウス物語 / ベレロフォン物語
品切れ / 遊戯の終り / J・コルタサル【著】 木村榮一【訳】
国書刊行会 / 1982年初版第2刷 / ¥― / B
(函欠?パラフィン紙少破)
[原書名:Final Del Juego] ラテンアメリカ文学叢書〜ドローイング:中西夏之
 I : 続いている公園 / 誰も悪くはない / 河 / 殺虫剤 / いまいましいドア / バッカスの巫女たち
 II : キクラデス島の偶像 / 黄色い花 / 夕食会 / 楽隊 / 旧友 / 動機 / 牡牛
 III : 水底譚 / 昼食のあと / 山椒魚 / 夜、あおむけにされて / 遊戯の終り
 ラプラタ河幻想文学とコルタサル(木村榮一)
Nov.fo-0282 / シネロマン 新しい世界の文学80
ロジェ・グルニエ【著】 塩瀬宏【訳】
白水社 / 1977年 / ¥1400 / B〜B−
(カバー少傷・数mm破、経年のシミ)
[原書名:Cin´e-roman]
装幀:北園克衛
〈時は1930年代、フランスの田舎町の映画館《マジック・パレス》……。
その創立者や後を継いだ親子たちの生活が哀歓込めて描かれる。
生の苦さと虚しさが胸に迫るフェミナ賞受賞作。〉

Nov.fo-0281 / 招かれた女 ボーヴォワール著作集T
シモ−ヌ・ド・ボ−ヴォワ−ル【著】 川口篤・笹森猛正【訳】
人文書院 / 1973年重版 / ¥1200 / B
[函入・月報付] (少シミ)
[原書名:L Invitee / Simone de Beauvoir]
 〈第二次大戦直前の不安と焦燥にみちた息苦しいパリ社会を背景に、一女性の良心と自由と愛の問題を
  新しい心理分析の手法を縦横に駆使して、みごとに造形した処女作小説である。〉
 月報:手帖3 「よき間柄としての結婚」岡部伊都子
品切れ/緑の瞳 上下〈全2冊〉/キャサリーン・ウッディウィス【著】 吉浦澄子【訳】
サンリオ / 1994年 / ¥― / B
[新書版] (下巻小口に少傷)
[原書名:COME LOVE A STRANGER] ウッディウィス全集:13・14
品切れ / 風に舞う灰 第1部上下+第2部上下〈全4冊〉
キャサリーン・ウッディウィス【著】 大谷真理子【訳】
サンリオ / 1994年 / ¥― / B
[新書版]
[原書名:ASHES IN THE WIND] ウッディウィス全集:9〜12
 第1部上巻=表紙に軽く折れ・傷 / 第1部下巻=少頁折れ有り / 第2部上巻=表紙に軽く折れ

Nov.fo-0273・0274 / カチアートを追跡してT・U〈全2冊〉
ティム・オブライエン【著】 生井英考【訳】
国書刊行会 / 1992年初版第1刷 / ¥2000 / B
[原書名:GOING AFTER CACCIATO]
〈ある日突然、戦場からカチアートが消えた。8600マイル彼方のパリを目指して脱走したという。
第三分隊は、追跡指令を受け、一路西へと進むが、神出鬼没のカチアートに翻弄されるばかり。
蜃気楼のようなカチアートに幻惑されながら、彼らが旅路の果てに見出したものは…。
兵士たちの奇想天外な冒険と奔放なファンタジーが交錯する、ヴェトナム戦争が生んだ最高の小説。〉

Nov.fo-0272 / 処女懐胎
アンドレ・ブルトン&ポール・エリュアール【著】 服部伸六【訳】
思潮社 / 1994年新装版 / ¥700 / B
[原書名:L'IMMACUL´EE CONCEPTION]
〈戦前検閲で削除されていた「恋愛」の章を加えた本邦初完訳。
ブルトン、エリュアールの自動記述の重要な実験記録。
自動記述によって無意識や潜在意識にひそむ神秘の扉がひらく。〉


品切れ / 秘法十七 / アンドレ・ブルトン【著】 入沢康夫【訳】
人文書院 / 1993年初版第1刷 / ¥― / B
[原書名:Arcane17] 付・透し彫り
〈1944年、パリ解放のさなか、ブルトンはイシス神話や中世の伝説を想像力のバネとして詩を語り、
自由を語り、愛を語った。とぎすまされた感性と明晰な論理が織りなす不思議な魅力に満ちた文体
のなかで融合する、ブルトン後期の代表的エッセイ。〉


Nov.fo-0299・0300/金持になったウサギ T・U〈全2冊〉/J・アップダイク【著】 井上謙治【訳】
新潮社 / 1992年 / ¥1600 / B
[原書名:RABBIT IS RICH]
―新潮・現代世界の文学:アメリカの三大文学賞を独占!!
  「走れ、ウサギ」「帰ってきたウサギ」に続くウサギ・シリーズ第三弾
Nov.fo-0266 / アプダイク作品集 / ジョン・アプダイク【著】 鮎川信夫【訳】
荒地出版社 / 1969年初版 / ¥700 / B
(少ヤケ・シミ)
[原書名:SHORT STORIES by JOHN UPDIKE]
上巻=1974年第10刷・下巻=1974年第8刷
 フィラデルフィアの友だち / エース・イン・ザ・ホール / くる日も、くる日も・・・・・・
 歯科医と疑惑 / 少年の口笛 / 灯ともしごろ / グリニッチ・ビレッジの雪
 だれが黄色いバラを黄色にしたか? / 彼の最良の時 / 一兆フィートの天然ガス
 近親相姦 / ワニ
 アプダイクについて〈鮎川信夫〉

Nov.fo-0264・265 / 魔女 上下〈2冊〉 / ミシュレ【著】 篠田浩一郎【訳】
現代思潮社 / 1967年第1刷 / ¥1200 / B
(天汚れ)
[原書名:LA SORCI`ERE]
上巻=1974年第10刷・下巻=1974年第8刷
 〈空を蔽う火あぶりの黒煙・・・・・・狂奔する異端糾問者・・・・・・。
  ヨーロッパ中世の闇をつんざいて立ち現われる“魔女”とは!?
  男女両性の精神を具有した大著述家、ジュール・ミシュレ生涯の傑作!
  これは―民衆の脈うつ魂を宿した無類の歴史書とも、ひとりの魔女の運命を辿る
  復讐の小説とも、そして又、古代異教・中世伝説や「魔女の宴」・「黒ミサ」の文化
  人類学とも、見做し得る、魅惑に満ちた書物である。〉

Nov.fo-0263 / カフカの恋人ミレナ / M・ブーバー=ノイマン【著】 田中昌子【訳】
平凡社 / 1976年初版第1刷 / ¥1000 / B
(記名・蔵書印有り)
[原書名:Kafkas Freundin Milena]
 〈ひとりのジャーナリストとして、またひとりの人間、ひとりの女性として、真摯かつ果敢に生を全うしたミレナ。
  ナチス女性収容所で彼女と出会い、固い友情で結ばれた著者によって綴られる、ミレナの生涯と過酷な時代の証言。〉
品切れ / 昨日は美しかった
ロアルド・ダール【著】 常盤新平【編】
新書館 / 1973年初版 / ¥― / B
(経年のヤケ)
―飛行士の10の短篇
 老いたる若者の死 / あるアフリカの物語 / たやすい仕事
 マダム・ロゼット / カティーナ / 昨日は美しかった
 彼らは年をとらない / 犬にご注意 / この子ひとり
 あなたに似た人 / ダールの思い出=常盤新平


Nov.fo-0258 / 単独飛行 / ロアルド・ダール【著】 永井淳【訳】
早川書房 / 1990年再版 / ¥600 / B
[原書名:GOING SOLO]
 〈卒業したら社会に出て、遠くて素敵な場所に行きたい―念願かない、石油会社に入社して赴任先のアフリカで体験した
  おかしくもスリリングな数々のエピソード。 その後、第二次世界大戦が始まり、今度は英国空軍パイロットとして中東や
  ギリシャを転戦しながらの冒険の日々。 そして、戦地から手紙に託した母への想い…短篇の名手が、多くの写真を交えて
  波瀾万丈の青春時代をみずみずしい筆致で綴る『少年』の続篇の自伝。〉
[現在「ハヤカワ・ミステリ文庫」化]
品切れ / マニトウ
グラハム・マスタートン【著】 明日香欽一【訳】
ヘラルド・エンタープライズ / 1978年第1刷 / ¥― / B−

 (カバー上部擦れによる少剥れ有り、カバー&本体表紙折れ目、少シミ)
[原書名:THE MANITOU]
 〈現代に甦った300年前のインディオのまじない師(マニトウ)と
  現代の科学文明におけるマニトウ(コンピュータのマニトウ)との
  壮絶な闘い・・・・・・〉


品切れ / ゾンビ
ジョージ・A・ロメロ+スザンナ・スパロウ【著】 藤沢良寛【訳】
ABC出版 / 1994年初版第1刷 / ¥― / B〜B−

 (カバー上部擦れ、カバー裏表紙少ペン痕)
[原書名:DAWN OF THE DEAD]
 〈アメリカ全土で、死者が蘇る現象が多発した。政府は戒厳令を下すが、
  増え続ける死者(ゾンビ)たちの前になす術がなかった。
  TV局員のフランは、恋人のスティーブと、友人のSWAT隊員ロジャー、
  ピーターと一緒にフィラデルフィアを脱出。四人は巨大なスーパーマーケット
  に着陸する。ゾンビの俳徊する文明の遺跡で、彼らは運命の時を迎える―。〉

品切れ / リリス 上・下(2冊)
ジョージ・マクドナルド【著】 荒俣宏【訳】
月刊ペン社 / ¥― / B〜B−
(経年のヤケ・シミ)
上巻〈妖精文庫@〉=1976年再版 / 下巻〈妖精文庫A〉=1976年再版
 〈時には雌豹に、時には絶世の美女に、時にはまたいたいけな老婆に変身する
  リリスとははたして何者か?ルイス・キャロルやトールキンをはじめ、カスタネダ
  などにも大きな影響を与えた、イギリスの幻想小説作家ジョージ・マクドナルドの
  最高傑作。 夢見る若者たちの冒険を描いた瞑想的なファンタジー。〉


アメリカの鱒釣り / リチャード・ブローティガン【著】 藤本和子【訳】
晶文社 /1988年25刷 / ¥― / B
(カバー背に折れ目、少頁折れ有り)
  「R・ブローティガンのデビュー作にして代表作!」
   〈いまここに、魅惑的な笑いと神話のように深い静かさに充たされた物語が始まろうとしている
    ―それはアメリカの都市に、自然に、そして歴史のただなかに、失われた〈アメリカの鱒釣り〉の
    夢を求めてさまよう男たちの幻想的かつ現実的な物語である。〉
品切れ / 西瓜糖の日々
リチャード・ブローディガン【著】 藤本和子【訳】
河出書房新社 / 1975年初版 / ¥― / B
[原書名:IN WATERMELON SUGAR]
〈コミューン的な場所、アイデス“iDeath”と“忘れられた世界”、そして私たちと
おんなじ言葉を話すことができる虎たち。西瓜糖の甘くて残酷な世界が夢見る
幸福とは何だろうか…。澄明で静かな西瓜糖世界の人々の平和・愛・暴力・流血
を描き、現代社会をあざやかに映して若者たちを熱狂させた詩的幻想小説。
ブローティガンの代表作。〉
[現在「河出文庫」化]

Nov.fo-0349 / ガルシーア=マルケス全短篇集
山蔭昭子・森下英子・神代修・山蔭孝夫・井田一衛【訳】

創土社 / 1983年初版 / ¥5000 / B
[函入] (函少汚れ、最終の遊び紙に値札剥がし痕)
装丁・高岸昇
収録作品:
青犬の目│第三のあきらめ/死の向こう側/エバは猫の中/三人の夢遊病者の苦悩/鏡との対話/青犬の目/六時の女
 天使に待ち呆けをくわせた黒人、ナボ/誰かが薔薇にさわった/鴫の夜/イサベルの独白マコンドに降る雨を眺めながら
 
ママ・グランデの葬儀│火曜日の昼寝/最近のある日/この村に泥棒はいない/バルタサールの素敵な夕暮れモンティエルの未亡人
 土曜日の次の日/造花の薔薇/ママ・グランデの葬儀
 
純真なエレンディラと非情な祖母の信じ難くも悲惨な物語│大きな翼を持った老人/失われた時代の海/世界で最も美しい溺死体
 愛のかなたの不変の死/幽霊船最後の航海/善人ブラカマン、奇蹟の行商人
 純真なエレンディラと非情な祖母の信じ難くも悲惨な物語
品切れ / 族長の秋 / ガルシア=マルケス【著】 鼓直【訳】
新潮社 / 1983年第1刷 / ¥― / B
[函入] (函少汚れ)
―ラテンアメリカの文学13 [原書名:EL OTONO DEL PATRIARCA]
 〈架空の小国に君臨している大統領は、街道筋の娼婦を母に生まれた孤児であった。 若くして軍隊に入ると、上官を裏切り、
  あくどい手段で昇進をかさねて今日の座についた。 年齢は150歳とも250歳ともいわれ不詳。 絶対的権力を持つ大統領の
  奇行、かずかずの悪業、彼に仕える部下たちの不安、恐怖、猜疑に満ちた日常を描く。〉
品切れ / 十二の遍歴の物語 / G・ガルシア=マルケス【著】 旦敬介【訳】
晶文社 / 1995年2刷 / ¥― / B
新潮・現代世界の文学 [原書名:DOCE CUENTOS PEREGRINOS]
 「〈バラの傷〉から流れ出る血。 雪の上に続く血の跡。
  傷口から流れる魂―コロンビアの小さな村にこだわってきた作家が、一転して、バルセロナ、ジュネーヴ、ローマ、パリといった
  ヨーロッパの都市を舞台に、異国の地を訪れたラテンアメリカ人の孤独を、洗練された文体で描き、そのアイデンティティを模索
  する幻想小説集。」
  大統領閣下、よいお旅を/聖女/眠れる美女の飛行/私の夢、貸します/「電話をかけに来ただけなの」/八月の亡霊
  悦楽のマリア/毒を盛られた十七人のイギリス人/トラモンターナ/ミセズ・フォーブスの幸福な夏/光は水のよう
  雪の上に落ちたお前の血の跡  [現在入手不可]
品切れ/百年の孤独/G・ガルシア=マルケス【著】 鼓直【訳】
新潮社 / 1989年30刷 / ¥― / B
(カバー上下部少擦れ、小口少シミ)
[新潮・現代世界の文学 / 原書名:CIEN ANOS DE SOLEDAD]
  《架空の町マコンドと奇矯きわまるブエンディーア一族の、
   百年間にわたる孤独の世界。
   現実と非現実が神話のように溶けあい、
   奔放なイメージで描く〈巨大な人間劇場〉。》


Nov.fo-0251 / 地下街の人びと / ジャック・ケラワック【著】 古沢安二郎【訳】
新潮社 / 1994年13刷 / ¥600 / B
(経年のヤケ)
―新潮・現代世界の文学 [原書名:THE SUBTERRANEANS]
 〈最初にぼくらが寝たのは、チャーリー・パーカーを聴いたシスコの暑い夜だった。 ぼくは美しい黒人マードゥに夢中だ。
  それから二カ月、ぼくらは毎晩、酒やドラッグやセックスに酩酊していた。 終りなき祝祭のように。
  やがて、ぼくらは疲弊し、傷つけあい、別れることだろう。 何もやり遂げないうちに。 だから、ぼくはタイプを叩き始めた。
  この小説のために。ビートニクの痙攣的な愛を描く長編。〉
Nov.fo-0236 / 作家の仕事部屋
ジャン=ルイ・ド・ランビュール【編】 岩崎力【訳】
中央公論社 /1979年 /¥900 / B〜B−

 (カバー=ヤケ・シミ・傷)
―具体的に明かす創作の秘密/装画:古川タク
 〈フランスの代表的作家25氏が、プランの立て方から執筆場所、
  筆記用具に至るまで、〈方法〉のすべてを現場からの肉声で伝える〉
  ロラン・バルト / エルヴェ・バザン / ミシェル・ビュトール / エレーヌ・シクスス
  ジュリアン・グラック / ル・クレジオ / ミシェル・レーリス / レヴィ=ストロース
  マンディアルグ / フランソワーズ・サガン / ナタリー・サロート
  フィリップ・ソレルス ほか

品切れ/ジャングルの耳/ピエ−ル・ブ−ル【著】 岡村孝一【訳】
早川書房 /1977年初版 /¥― / B
―奇想天外な現代の寓話!
 〈アメリカ軍の秘密兵器をめぐり、北と南が一大謀略戦を展開。
  『猿の惑星』の異才が皮肉な哄笑と共にヴェトナムのジャングルに放つ、
  機械崇拝への風刺の矢!〉
[絶版]


品切れ / 緑の法王 世界の革命文学 / エメ・ア・アストゥリアス【著】 鼓直【訳】
新日本出版社 / 1971年初版 / ¥― / B−
[函入] (函=汚れ、本体=経年のシミ)
[原書名:El Papa verde]
 〈今世紀ラテンアメリカ文学が誇る作家アストゥリアスの流麗な筆致で描く、詩情あふれる名作。〉
  作家アストゥリアスについて(高橋勝之)
品切れ / ボルヘス怪奇譚集
ホルヘ・ルイス・ボルヘス/アドルフォ・ビオイ=カサレス【著】 柳瀬尚紀【訳】
晶文社 / 1987年13刷 / ¥― / B
(天・小口シミ)
[原書名:CUENTOS BREVES Y EXTRAORDINARI]
 〈20世紀文学に屹立する「迷宮の作家」ボルヘスが、東西古今の膨大な書物を渉猟、その博識博捜のかぎりをつくして選びぬいた、
  世にも不思議な怪奇譚のかずかず―92篇からなるユーモアと幻惑のアンソロジー。  [現在入手不可]
品切れ / サリンジャー作品集1 若者たち/J.D.サリンジャー【著】 鈴木武樹【訳】
東京白川書院 / 1981年第1刷 / ¥― / B
J.D.Salinger's Selected Works Vol.1/解説:武田勝彦
 初期短編物語群 / グラドウォラ=コールフィールド物語群  [絶版]
品切れ / サリンジャー作品集2 倒錯の森/J.D.サリンジャー【著】 鈴木武樹【訳】
東京白川書院 / 1981年第1刷 / ¥― / B
J.D.Salinger's Selected Works Vol.2/解説:武田勝彦
 ヴァリオーニ兄弟 / ある少女の思い出 / ブルー・メロディー / 倒錯の森  [絶版]
品切れ / サリンジャー選集3 倒錯の森〈短編集U〉
J.D.サリンジャー【著】 刈田元司・渥美昭夫【訳】/荒地出版社/1986年第20刷/¥―/B

 (小口少傷・汚れ)
SELECTED STORIES BY J.D.SALINGER
 マディソン街のはずれの小さな反抗/大戦直前のウエストの細い女/ある少女の思い出/ブルー・メロディー/倒錯の森
 サリンジャーと初期の短編(渥美昭夫)/J・D・サリンジャーの世界―希望と現実―(大竹勝)
品切れ / サリンジャー研究 / ウォーレン・フレンチ【著】 田中啓史【訳】
荒地出版社 / 1982年2版 / ¥― / B
 第一章 「デーヴィッド・カパーフィールド式のくだらぬ話」/第二章 いんちきな世界ときれいな世界
 第三章 古き『ストーリー』時代/第四章 高級雑誌の作品/第五章 汝、T・S・エリオットよ
 第六章 ねらった効果/第七章 大勢の子供たち/第八章 極めて神経質な若き日の芸術家
 第九章 模索/第十章 予見者の探究/第十一章 ドラ・カパーフィールド式のコンプレックス
[絶版]
品切れ/アメリカ・南米紀行/アルベール・カミュ【著】 高畠正明【訳】
新潮社 /1979年 /¥― / B
 序(ロジェ・キヨ)
 アメリカ合衆国(一九四六年三月〜五月)
 南アメリカ(一九四九年六月〜八月)
  ・ブラジル・アルゼンチン・チリ
[絶版]


Nov.fo-0225 / 戒厳令・正義の人々 カミュ全集5 / 佐藤朔・高畠正明【編】
新潮社 / 1973年 / ¥800 / B
 [函入] (少ヤケ・シミ)
 戒厳令(大久保輝臣・訳) / 正義の人々(白井健三郎・訳)
 文芸評論、時事論文、その他小品:シモーヌヴェイユ『根をもつこと』紹介文/序文のための草稿/「カリバン」誌への手紙
  ブラジルのマクンバ/アンドレ・ジッドとの出会い/エマニュエル・ダスティエ・ド・ラ・ヴィジュリーへの二通の返事
  正義と憎悪/反抗に関する手紙/日本の作家への手紙/三つの会見記/パリの沈黙/サンパウロ「ディアリオ」紙のための会見記
  アルベール・カミュ会見記/私の知るもっとも美しい職業の一つ
品切れ / 屑屋の娘 現代の世界文学 / アラン・シリトー【著】 河野一郎・橋口稔【訳】
集英社 / 1976年3刷 / ¥― / B
 屑屋の娘 / 魔法の箱 / もう一人のジョン・ピール / 自転車 / 持って行かれたし / 人のいい女たち / 放火魔
 シリトーの短篇小説(橋口稔)
品切れ / 一角獣・多角獣 異色作家短篇集13
シオドア・スタージョン【著】 小笠原豊樹【訳】
早川書房 /1970年再版 /¥― / B
[函入]
 (函の内側に函を包装していた?パラフィン紙の残り痕有り、天地小口付近=少汚れ、
  2箇所頁折れ)
 一角獣の泉 / 熊人形 / ビアンカの手 / 孤独の円盤
 めぐりあい / ふわふわちゃん / 反対側のセックス
 死ね、名演奏家、死ね / 監房ともだち / 考え方
 訳者あとがき
[絶版]




Nov.fo-0217 / 600万ドルの男 国際誘拐シンジケート
イヴァン・リチャーズ【著】 吉野博高【訳】/三笠書房/1977年第1刷/¥―/B

 [ミカサ・ノベルズ:新書版]

Nov.fo-0218 / 600万ドルの男 サイボーグ4
マーティン・ケイディン【著】 柴田京子【訳】/三笠書房/1978年第1刷/¥―/B

 [ミカサ・ノベルズ:新書版]

Nov.fo-0219 / 600万ドルの男 UFO、宇宙救出作戦
マイク・ヤーン【著】 進藤光太【訳】/三笠書房/1978年第1刷/¥―/B

 [ミカサ・ノベルズ:新書版]
品切れ/地上最強の美女 バイオニック・ジェミー 還ってきたジェミー
アイリーン・ロットマン【著】 佐藤肇【訳】/三笠書房/1977年第1刷/¥―/B

 [ミカサ・ノベルズ:新書版]

品切れ/地上最強の美女 バイオニック・ジェミー エンゼル・エスコート作戦
ケネス・ジョンソン【著】 森みさ【訳】/三笠書房/1977年第1刷/¥―/B

 [ミカサ・ノベルズ:新書版]
再入荷!/ ラッシュ / ジョン・レチー【著】 柳下穀一郎【訳】
白夜書房 /1993年初版第1刷 /¥700 / B
(カバー上部角少擦れ)
 「私の人生は、あまりにも自分の作品とからみ合い過ぎていて、
 まるで小説を生きてきたような気がする」―ジョン・レチー
  《1963年、「夜の都会」で衝撃的デビューを果たした
  ジョン・レチーのハードゲイ小説。
  マッチョを強調するレザー・バー〈ラッシュ〉に集う
  4人の男達の一夜を描く。》
 装画:森園みるく  [現在入手不可?]
品切れ / トマス・ド・クインシー著作集T / 野島秀勝・鈴木聡・小池_【訳】
国書刊行会 / 1995年初版第1刷 / ¥― / B
[函入]
 〈美的想像力の友アヘンの力を用いて人間の「夢」の崇高さを開示するために書かれた著名な半自伝的作品
  『英吉利阿片服用者の告白』。その続篇である『深き淵よりの嘆息』。悪徳の美学を定式化した諧謔あふれる
  名エッセー『芸術の一分野として見た殺人』。ほかに『「マクベス」劇中の門口のノックについて』を収録。〉
Nov.fo-0210/天使のいざこざ/ラングストン・ヒューズ【著】 木島始【訳】
晶文社 / 1971年 / ¥1600 / B
[カバー+ビニールカバー]
[原書名:TROUBLE WITH THE ANGELS]
〈辛辣な言葉につつまれた暖かい魂
黒い同胞への逞しい共生感を率直に示すソウルフルな物語。〉

 アフリカの朝/うろついて/恥しらずのコーラ/大集会/天使のいざこざ/大目に見られて
 そんなこたないす/どっちがどっち/教授/ある金曜日の朝/美術パトロネス
 ちっぽけな老いぼれスパイ/ピストル
[現在入手不可]

品切れ / ファンタスティック・アンソロジー 魔法のお店 / 荒俣宏【編】
奇想天外社 / 1979年第1刷 / ¥― / B
飾画:まりの・るうにい/装本:羽良多平吉+山田恵美+外村久美子
 われらの街で(R.A.ラファティ)/奇妙な店(ウォルター・デ・ラ・メア)/おもちゃ(ハーヴィ・ジェイコブズ)
 マルツェラン氏の店(ヤン・ヴァイス)/魔法の店(H.G.ウェルズ)/ピフィングカップ(A.E.コッパード)
 角の骨董店(シンシア・アスキス)/支那のふしぎな薬種店(フランク・オーエン)/小鬼の市(クリスチーナ・ロゼッティ)
 壜のなかの船(P・スカイラー・ミラー)/ショトルボップ(シオドア・スタージョン)
[現在入手不可]
Nov.fo-0207 / 日々の泡 / ボリス・ヴィアン【著】 曽根元吉【訳】
新潮社 / 1972年4刷 / ¥700 / B
[原書名:L'ECUME DES JOURS]
〈愛を語り、友情を交わし、人生の夢を追う、三組の恋人たち―純情無垢のコランと
彼の繊細な恋人のクロエ。愛するシックを魅了し狂わせる思想家の殺害をもくろむ
情熱の女アリーズ。料理のアーティストのニコラと彼のキュートな恋人のイジス。
人生の不条理への怒りと自由奔放な幻想を結晶させた永遠の青春小説。
「20世紀の恋愛小説中もっとも悲痛な小説」と評される傑作。〉
[現在「新潮文庫」化]

Nov.fo-0206/赤い草 ボリス・ヴィアン全集5/ボリス・ヴィアン【著】 伊東守男【訳】
早川書房
/ 1978年初版 / ¥600 / B
[カバー+ビニールカバー]
[原書名:L'herbe rouge]
 〈人生はすり切れてゆくのみ―巨大な記憶忘却機が引起す若者達の混乱と悲痛な末路を
  斬新な発想で描く、心優しくも残酷な青春小説。〉

Nov.fo-0205/死の色はみな同じ ボリス・ヴィアン全集11/ボリス・ヴィアン【著】 長島良三【訳】
早川書房
/ 1978年初版 / ¥600 / B
[カバー+ビニールカバー]
[原書名:Les morts ont tous la meme peau]
 〈兄と称する黒人が現われた時から白い肌のジムは、傷ついた野獣と化した
  ―黒い血への怯えが生む狂った犯罪をスピーディに描く!〉

品切れ/リュシエンヌに薔薇を 世界の短篇/ローラン・トポール【著】 榊原晃三【訳】
早川書房 / 1972年 / ¥― / B
[カバー+ビニールカバー](ビニールカバー少汚れ)
[原書名:FOUR ROSES FOR LUCIENNE]
 フィーリング小説集〈バラの花束に猛毒をかぐとき君は黒いユーモアの扉口に立った!〉
装幀:畑農照雄

品切れ / こちらへいらっしゃい 世界の短篇
シャーリイ・ジャクスン【著】 深町真理子【訳】
早川書房 / 1973年 / ¥― / B
[カバー+ビニールカバー]
[原書名:COME ALONG WITH ME]
 フィーリング小説集
 〈占星術を愛するあなたに十二宮が語りつぐ愛と恐怖の物語を!〉

  遺作 こちらへいらっしゃい / 十四の短篇
  自作を語る
装幀:畑農照雄
[絶版]

品切れ / 狂気もまた愛に渇く / マリオ・トビーノ【著】 千種堅【訳】
早川書房
/ 1977年 / ¥― / B
[カバー+ビニールカバー]
[原書名:PER LE ANTICHE SCALE]
 〈カンピエーロ賞受賞作品! イタリア中部の町ルッカの精神病院の移り変わりと入院患者たちの悲喜劇を、
  精神科医でもある作者が鋭く優しい視線でスケッチふうに描きあげた連作短篇集!〉
[絶版]

品切れ / 二十一の短篇 グレアム・グリーン全集13
グレアム・グリーン【著】 青木雄造・瀬尾裕【訳】
早川書房
/ 1980年初版 / ¥― / B
(小口側少シミ)
[原書名:GRAHAM GREENE The Collected Edition13]
 〈最も油ののりきった時期―1929年から1950年までにかかれた粒よりの全短篇を収録。〉

Nov.fo-0200 / 砂の城 / メアリ・ラヴィン【著】 中村妙子【訳】
みすず書房
/ 1975年 / ¥1800 / B
(カバー少傷、天少汚れ)
[原書名:THE STORY OF MARY LAVIN]
 〈キャサリン・マンスフィールド賞に輝く、現代のもっともすぐれた短篇作家の一人、メアリ・ラヴィンの作品の花束・・・。〉
  幸福 / 新しい庭師 / ささやかな遺贈金 / ブリジット / 砂の城 / 大いなる波 / 生ける者 / 一軒家 / 過激な息子
[現在入手不可]

Nov.fo-0199 / 最後の猿の惑星
デイヴィッド・ジェロルド【著】 小倉多加志【訳】
早川書房 / 1978年再版 / ¥800 / B
(遊び紙ヤケ、天ヤケ・シミ)
[原書名:BATTLE FOR THE PLANET OF THE APES]
 〈核戦争後の地球、生き残った猿と人間は猿の指導者シーザーの下、大自然の中で
  共存していた。だが憎悪に狂った地下都市のミュータントは猿を抹殺せんものと
  〈猿の町〉w襲撃してきた。地上の覇者となるのは猿か?人間か?地球の未来を
  かけた戦いが、今はじまった・・・・・・。戦慄のSF大作!〉
[現在入手不可]

品切れ / 侵略の惑星
アラン・ディ−ン・フォスタ−【著】 小倉多加志【訳

サンリオ / 1978年 / ¥― / B
(経年のシミ)
[原書名:Splinter of the Mind's Eye]―スター・ウォーズ2
 〈惑星要塞は爆発し、悪の化身ダース・ベーダーは宇宙の果てに消えた・・・・・・
  自由を守る同盟軍拡大のためキルカポスW惑星に向かったレーア姫とルーク
  たちは魔境惑星に不時着した。だが、そこでダース・ベーダーは生きていた。
  危機また危機!遥かなる銀河系でスター・ウォーズはつづく!〉

品切れ / 残虐行為展覧会
J・G・バラード【著】 法水金太郎【訳】
工作舎 / 1991年改訂版第2刷 / ¥― / B〜B−

 (少シミ・汚れ・頁折れ有り)
[原書名:The Atrocity Exhibition]
プラネタリークラシクス
〈英ニューウェイヴの旗手が放った戦慄の濃縮小説(コンデンスト・ノヴェル)連作集。
内的風景とテクノロジー社会が交錯するサイバーパンクの先駆的作品。〉
 巻末対談:鉱物的風景の告示(J・G・バラード/松岡正剛)


品切れ / J・G・バラ−ド《トーキングヘッズ叢書2》
書苑新社 / 1993年第2刷 / ¥― / B

 (表紙少シミ等)
―メディアとクラッシュする想像力
 〈永遠の現在〉へのパスポート / 未来形セックス『クラッシュ』(山形浩生)
 エイズ時代のバラード / 全ての幻想は上海に始まる
 THE VOICE OF JGB / 独断的JGB読書案内
 J・G・バラード年代順作品リスト/J・G・バラード単行本別作品リスト
 J・G・バラード二次資料リスト/バラードの履歴書 ets.
[現在入手不可]

Nov.fo-0194/コカイン・ナイト/J・G・バラ−ド【著】 山田和子【訳】
新潮社 / 2001年第1刷 / ¥1000 / B
[原書名:Cocaine Nights]
〈凶悪殺人の罪に問われた弟の無実を示すべく、旅行作家は地中海の高級リゾートをさまよう。
だが、そこは倦怠と欲望のみが君臨する、恐るべき迷宮だった…。
名作『結晶世界』『クラッシュ』を超え、サイコ・サスペンスと
スペキュラティヴ(思弁的)・フィクションが劇的に融合する。〉

Nov.fo-0193 / ウォー・フィーバー 戦争熱
J・G・バラ−ド【著】 飯田隆昭【訳】
ベネッセ / 1992年第1刷 / ¥1800 / B
[原書名:WAR FEVER]
〈1995年1月27日午後6時47分、第三次世界大戦勃発。6時51分終結。その間、わずか4分。
そしてその実事を知っているのは、ワシントン郊外に住む一小児科医だけ。
恐怖の核戦争をスラップスティック風に描いた快作
「第三次世界大戦秘史」
終りのない内乱に明け暮れるベイルート。17歳の少年戦闘員ライアンは、停戦を実現する
すばらしいアイデアを思いつくが…。中東紛戦を戯画化した表題作
「ウォー・フィーバー」
イマジネーションを刺激する14篇を収めた短篇集。〉
[現在入手不可]

Nov.fo-0191 / 太陽の帝国
  J・G・バラ−ド【著】 高橋和【訳】
  国書刊行会 / 1987年初版第3刷 / ¥800 / B


    Nov.fo-0192 / 太陽の帝国
    J・G・バラ−ド【著】 高橋和【訳】
    国書刊行会/1988年第2版第1刷/¥800/B

 J・G・バラードの、自伝小説!!カバー違い2種。


Nov.fo-0189 / シャレード’79
クライド・フィリップス【著】 信太英男【訳】
サンリオ / 1978年初版 / ¥900 / B
(少シミ)
[原書名:Somebody Killed Her Husband]
 《オードリー・ヘップバーン主演「シャレード」と似通った内容のスリラーのため
  「シャレード’79」と改題された、ファラ・フォーセット・メジャース初出演映画の
  原作本。》
[絶版]


品切れ / 遊星からの物体X
アラン・ディ−ン・フォスタ−【著】 野口幸夫【訳】
サンリオ / 1982年初版 / ¥― / B
(少シミ)
[原書名:THE THING]
 《SFの古典的傑作、J・キャンベルJr.の『影が行く』を下敷きにして、
  ニュー・ホラーの鬼才ジョン・カーペンターが作ったSF恐怖映画。
  ノヴェライズは『エイリアン』『タイタンの逆襲』などでお馴染みの
  アラン・ディーン・フォスター。
  映画も小説も、「心臓の弱い方はご遠慮下さい!!」》
Nov.fo-0186/タワーリング・インフェルノ/T・N・スコーシア&F・M・ロビンスン【著】 平尾圭吾【訳】
早川書房
/ 1975年再版 / ¥600 / B
(少シミ)
[原書名:THE GLASS INFERNO]
 〈最後の火が燃え尽きるまでサスペンスの連続!戦いおわり、残骸のなかに立つ消防士や救護班の上に
  朝陽が射しそめる最後の頁まで読者をひきずっていって放さない―シカゴ・サン・タイムズ〉
[絶版]

Nov.fo-0188/レベル3《異色作家短篇集3》/ジャック・フィニイ【著】 福島正実【訳】
早川書房
/ 1998年改訂第7版 / ¥800 / B
[原書名:THE THIRD LEVEL]
  レベル3 / おかしな隣人 / こわい / 失踪人名簿 / 雲のなかにいるもの / 潮時 / ニュウズの蔭に
  世界最初のパイロット / 青春一滴 / 第二のチャンス / 死人のポケットの中には

Nov.fo-0182・0183/ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち〈上〉〈下〉(2冊)
リチャード・アダムズ【著】 神宮輝夫【訳】
評論社/1975年第4刷〈上〉第3刷〈下〉/¥1000/B
[原書名:WATERSHIP DOWN]
 《群れに迫る危機を祭知した、11匹の勇敢なうさぎたちが、
  新天地を求め、危険にみちた放浪の旅にでた―。
  愛らしくもけなげなうさぎたちの大冒険を描く、話題の傑作ファンタジー。》


Nov.fo-0214/「フーコーの振り子」指針/マンイオ・ターラモ【著】 谷口勇/G・ピアッザ【訳】
而立書房
/ 1990年第1刷 / ¥800 / B
[原書名:I Segreti del Pendolo : Percorsi e giochi intorno al “Pendolo di Foucault” di Umberto Eco]
〈記号論学者U.エコが『バラの名前』の次に放った『フーコーの振り子』はオカルト小説の体裁で観念の世界に
挑戦したものだけに、その難解さは想像を絶するものがある。M.ターラモの手際よい解剖は、迷宮に踏み込む
人たちの好伴侶となろう。原作について初めて解釈を試みた気鋭の学者T.シュタウダーの論文をも併録。〉
 第1部 作中人物たち/第2部 小説の枠組/第3部 ストーリー/第4部 ベルボのメモリー
 第5部 インフォメーション・カード/第6部 ゲーム/付録 U.エコの秘められた自伝としての『フーコーの振り子』

Nov.fo-0181 / 「バラの名前」百科 / K・イッケルト/U・シック【著】 谷口勇【訳】
而立書房
/ 1990年増補版第1刷 / ¥900 / B
《壮大な迷宮を包蔵するメタ小説ウンベルト・エコの「バラの名前」に踏み入るための“アリアードネの糸”。》
 1章 小説の構造/2章 舞台/3章 人物たち/4章 各種小説の合一―小説類型を求めて
 5章 文学上の手本/6章 歴史的背景―総まくり(アルファベット順)/読者からの示唆
 付録(ウンベルト・エコ略歴―エコの邦訳文献/映画に寄せて―最初にして最後の言明〈U・エコ〉
     映画『薔薇の名前』/落ち穂拾い〈U・シック〉 etc.)

Nov.fo-0179・0180 / 薔薇の名前〈上〉〈下〉(2冊)
ウンベルト・エーコ【著】 河島英昭【訳】
東京創元社/1992年17版〈上〉14版〈下〉/¥1500/B
(少シミ)
[原書名:IL NOME DELLA ROSA]
 《迷宮構造をもつ文書館を備えた、中世北イタリアの僧院で
  「ヨハネの黙示録」に従った連続殺人事件が。
  バスカヴィルのウィリアム修道士が事件の陰には
  一冊の書物の存在があることを探り出したが…。
  精緻な推理小説の中に碩学エーコがしかけた知のたくらみ。》


Nov.fo-0176/日曜日だけの一カ月/ジョン・アップダイク【著】 井上謙治【訳】
新潮社 / 1988年 / ¥700 / B
(カバー少シミ・若干汚れ)
[新潮・現代世界の文学 / 原書名:A Month of Sundays]
《トマス牧師の女性関係は乱脈をきわめていた。
乱心と判断され隔離された一カ月の間に、牧師自らが自分の性体験を語り、現代における姦通の意味を問う。》
[絶版]
Nov.fo-0175 / 針の眼 / M・ドラブル【著】 伊藤礼【訳】
新潮社 / 1988年 / ¥800 / B
(カバー少シミ・若干汚れ)
[新潮・現代世界の文学 / 原書名:THE NEEDLE'S EYE]
《弁護士のサイモンは、友人の家で催されたパーティーの帰り、1人の女性ロウズを送らなければならなくなる。
その道々、ロウズは自分の現状をサイモンに訴え、助言を求める。ロウズは離婚して3人の子供とつましく暮し
ていたが、最近、前夫からロウズが子供の養育に不向きだという理由で、子供を自分の手元で育てる訴えが裁
判所に提出されていた。お嬢さん育ちのロウズは、前夫の真意がつかめず、途方にくれていた。やがてサイモ
ンとロウズの間に連帯感に似たほのかな愛が芽生えるが…。古風ともみえる伝統的な手法で描く女の人生。》
[絶版]
品切れ/カポーティとの対話/ローレンス・グローベル【著】 川本三郎【訳】
文藝春秋 / 1988年第1刷 / ¥― / B
 [原書名:CONVERSATIONS WITH CAPOTE]
  《スキャンダラスで、知的スリル満点。天才作家の最後の2年間に密着して、
    敵と味方、凡庸と非凡を語らせたロング・インタヴュー。》
    「私はアル中である。私はヤク中である。私はホモセクシュアルである。私は天才である。」
Nov.fo-0172・0173 / 白衣の女T・U(2冊)
ウィルキー・コリンズ【著】 中西敏一【訳】
国書刊行会 / 1994年新装版第1刷 / ¥1800 / B
[原書名:The Woman in White]
《文豪ディケンズの最大のライヴァルにして、英国ミステリの祖、ウィルキー・コリンズが、
その劇的構成力と巧みなストーリーテリングを駆使し、恐怖とサスペンスに満ちた波乱万丈
の展開によって、英国中を熱狂のるつぼに叩きこんだ最高最大のヴィクトリアン・スリラー。
ゴシック・ロマンスの本流を継承しつつ、同時に現代探偵小説の幕明けを告げたミステリの
大古典。「月長石」と双璧をなすコリンズの代表作。》
←書影は〈T〉巻
Nov.fo-0372/サリンジャーの世界/渥美昭夫・井上謙治【編】
荒地出版社/1977年8版/¥500/B〜B−
(経年のヤケ)
 〈『サリンジャー選集』によって一躍若い世代の人気を独占した鬼才の人と作品を、わが国の代表的な文学者があらゆる角度から
  集中的に分析評価する。サリンジャー・ファン必読の書!!。〉
Nov.fo-0371/サリンジャー選集1/J・D・サリンジャー【著】 原田敬一【訳】
荒地出版社/1977年17版/¥500/B〜B−
(経年のヤケ)
 収録作品:フラニー / ズーイー
 〈本巻の二編はサリンジャーの文学世界を構成する「グラス家物語」のなかでいわば中心に位置すべき極めて重要な作品であり、
  他の連作を理解する上でも本巻から読まれることをおすすめしたい。〉
Nov.fo-0171/ハプワ−ス16,一九二四《サリンジャ−選集 別巻》
J・D・サリンジャー【著】 原田敬一【訳】/荒地出版社/1987年第9刷/¥600/B
 〈「グラス家物語」の第五作にあたる本編は1965年に発表されたが、以後十数年に及ぶ作家サリンジャー
  の沈黙は何を意味するのか?この問いに重要な手懸りを与える最後(?)の作品。〉
Nov.fo-0168 / ユニヴァーサル野球協会
ロバート・クーバー【著】 越川芳明【訳】
若林出版 / 1985年 / ¥700 / B〜B−

 (カバー背上部少傷み、表紙軽く折れ目)
《パイオニアズのスーパー・ルーキー、デイモンがついに完全試合を達成。
スタンドの熱狂は最高潮―だがこれは、冴えない中年会計士ヘンリーの頭
の中だけにある架空のプロ野球リーグ、ユニバァーサル野球協会の話。
まじめ一筋の彼の唯一の趣味が、この精緻きわまる野球ゲームなのだ。
しかし、そこで起きた大事件がヘンリーの人生を狂わせはじめる…。
愛と優しさに満ちた現代のおとぎ話。》
[現在入手不可]

Nov.fo-0135 / 1900年
ベルナルド・ベルトルッチ/N・ディ・ジョバンニ【著】井辻朱美【訳】
新書館 / 1982年初版 / ¥1500 / B
 《イタリア・オペラの巨星ヴェルディが没した。
 そして、激動のイタリア現代史[新世紀]の幕が開く。
 ヴェルディの美しい故郷、北イタリアのポー河流域にひろがる広大な農園を舞台に、
 期せずして1900年の同じ日に生まれた農場主と小作人頭の二人の息子が、
 おしよせるファシズムの時代を、
 愛と友情と悲しみに生きる波瀾万丈の青春ドラマ。》
  ベルトリッチ『1900年』を語る / 〔参考1〕イタリア地図
  〔参考2〕イタリアファシズム関係年表  [装幀:宇野亜喜良]

再入荷!/ アナイス・ニンの日記 ヘンリー・ミラーとパリで
アナイス・ニン【著】 原真佐子【訳】

河出書房新社社 / 1979年再版 / ¥1000 / B−

 (経年のヤケ・シミ・汚れ、地に製本ミスによる傷み少有り)
 「伝説化した日記文学の白眉」 the diary of anais nin
 《“わたしは男を創造者、恋人、夫、友人としては愛するが、父親としての男は信じない”
 奔放苛烈な愛憎の渦の中で、女として、また作家としての自己を
 繊細な感性のメスでするどく切開した生々しくも夢幻的な魂の実験室》
  [現在文庫化]

品切れ / わが青春のともだち / ヘンリー・ミラー【著】
田村隆一・北村太郎【訳】
/ 徳間書店 /1976年初刷 / ¥― / B

 (1箇所頁折れ)
  [原題:BOOK OF FRIENDS―A Tribute to Friends of Long Ago]
   《第一章の床屋の養子、ポーランド系移民の子スタシューから、
   第七章のれんが職人の子アレック・コンシダインまで、
   七人の小ヒーローと、その仲間たちが登場してくるが、
   かれらによって、ヘンリー・ミラーという巨大なカオス、魂と肉の年代的作家の詩的源泉が
   形成されて行くスリリングな過程を、ぼくらは肉感的に体験するだろう。
    千の眼―訳者あとがき=田村隆一より》
Nov.fo-0297 / ロクス・ソルス
レーモン・ルーセル【著】 岡谷公二【訳】
工作舎 / 1987年 / ¥3500 / B〜B−

 [函入] (函紙背上部少破、少シミ)
[原書名:The Atrocity Exhibition]
「奇書中の奇書!死者を甦生し、畸型を作る、世紀末の綺想科学者」
〈稀代の幻惑者、カントレルの綺想が生みだすフリークスの人工庭園、
甦る生首、予言するニワトリ、ジグ踊りをする腸詰の人形、
肉のない話す唇、そして血の汗を流す小人・・・・・・。〉


Nov.fo-0121 / 精神寄生体 / コリン・ウィルスン【著】
小倉多加志【訳】
/ ペヨトル工房 / 1992年第3刷 / ¥900 / B
[原書名:THE MIND PARASITES]
 「『アウトサイダー』で名高いC・ウィルスンがク・トゥルー神話に挑戦する
 近未来サイキック・パンクSF」
  人間の深層に巣喰うエイリアン
  “精神寄生体”に敢然と立ち向う
  考古学者オースティンの
  現象学的戦略とは?
   [現在「学研M文庫」化]
Nov.fo-0361 / トルネイド・アレイ
ウイリアム・S・バロウズ【著】 清水アリカ【訳】
思潮社 / 1992年 / ¥600 / B
[原書名:Tornado Alley] illustrations : S.Clay Wilson
〈略奪国家アメリカへの反逆精神、銃撃戦、突然変異体との闘いなど、
バロウズ世界のエッセンスに満ち満ちた短篇集。 ’89年作品。〉

 感謝祭 一九八六年十一月二十八日 / 証券取引所、襲撃
 ジョー・ザ・デッドのかわりに話そう / 悪臭を放つ街路の果て
 堕天使〈オチコボレ〉 / 影の書 / 最後の場所

再入荷!/ ブレードランナー
ウィリアム・S・バロウズ【著】 山形浩生【訳】
トレヴィル / 1990年第2刷 / ¥1400 / B
(カバー背上部若干傷み)
[原書名:BLADE RUNNER, a movie]
「アンダーグラウンド文学の巨匠が放つ、黒い笑いにみちた近未来アドベンチャー!」
  ○ニューヨーク―ロス×
  ○廃墟―ギンギンの未来都市×
  ○医薬品の運び屋―アンドロイド狩り×
  ○だいたいお天気―酸性雨?×  (訳者あとがきより?)
Nov.fo-0270 / ウィリアム・バロウズと夕食を―バンカーからの報告
ウィリアム・バロウズ【著】 ヴィクター・ボクリス【編】 梅沢葉子・山形浩生【訳】
思潮社 / 1990年第1刷 / ¥800 / B
(カバー背と近辺ヤケ)
[原書名:WITH WILLIAM BURROUGHS : A REPORT FROM THE BUNKER]
〈バロウズと夕食を共にする不穏な紳士淑女たち―アンディ・ウォーホール、スーザン・ソンタグ、
テネシー・ウィリアムズ、アレン・ギンズバーグ、テリー・サザーン、C・イシャーウッド、S・ロトランジェ、
ルー・リード、リチャード・ヘル、パティ・スミス、デボラ・ハリーなどなど。
バロウズと不穏な紳士の座談集。〉

再入荷!/ 裸のランチ 新装版
ウィリアム・バロウズ【著】 鮎川信夫【訳】
河出書房新社 / 1987年初版 / ¥900 / B
[カバー画;三島典東]
 《非情なリアリスト、偉大な幻視者バロウズの代表作!
  自ら体験した麻薬と性倒錯の世界を鮮烈に描いた、
  驚愕的実験小説。》


Nov.fo-0257 / シティーズ・オブ・ザ・レッド・ナイト
ウイリアム・S・バロウズ【著】 飯田隆昭【訳】
思潮社 / 1996年第4刷 / ¥1500 / B
[原書名:CITIES OF THE RED NIGHT]
 〈鮮明で白熱したストーリー展開にバロウズの魅力が炸裂。
  オカルティックな探偵ミステリー、18世紀海賊船の冒険譚、
  太古の砂漠に存在した都市群のSF。
  奇才のおりなす超常世界のアミューズメント。〉


Nov.fo-0216 / ゴースト / ウィリアム・バロウズ【著】 山形浩生【訳】
河出書房新社 /1996年初版 /¥1400 / B
[原書名:GHOST OF CHANCE]
 〈絶滅していく霊的な存在へ哀切をこめて描く。
  マダガスカル島の聖なる存在「大きなゴースト」と、
  海賊ミッション船長の冒険譚…。〉


品切れ / ソフトマシーン / ウィリアム・S・バロウズ【著】
山形浩生・曲守彦【訳】
/ペヨトル工房/1990年第2刷/¥―/B

 ([再入荷]分は帯無し、少シミ)
 [原書名:THE SOFT MACHINE]
 「有毒で異様な生体 鬱蒼たる熱帯雨林・・・」
  《言語ウイルスが類人猿にとりついた人類史の曙。
  異形の祭司が、瀕死の同性愛者が、重症麻薬患者が跋扈する
  近未来世界に展開する悪夢的ヴィジョンの数々・・・・・・・・
  凄まじいまでに暴力的かつ猥雑な描写を、カットアップや
  フィールドインといった実験的手法によって展開させた
  W・バロウズの代表作!!》

品切れ / おかま / ウィリアム・S・バロウズ【著】
山形浩生・柳下穀一郎【訳】
/ペヨトル工房/1994年第4刷/¥―/B

 (カバー上部3mm程の所横に折れ目)
 [原書名:QUEER]
「痛々しく心を引裂く記憶」
《永久に悲しい、調和のとれない孤独な生。
あんな痛々しい、不快な、心を引き裂く思い出を、
どうしてあそこまで注意深くまとめあげなければならなかったのだろう。
−W・バロウズ》
 ドラッグから電子的ハイへ。
 時代を駆け抜けぬける過激なまでの言語実験家、
 ウィリアム・バロウズの告白的著作!
品切れ / 内なるネコ / ウィリアム・バロウズ【著】
山形浩生【訳】
/ 河出書房新社 / 1994年初版 / ¥― / B−

 (カバー表紙汚れ・上部1.7cm程破)
 [原書名:THE CAT INSIDE]
  《誤って射殺した妻、早世した息子、
  タンジールのジェーン・ボウルズ、同性の愛人たち。
  死別した何人もの人々がネコの姿と重ねあわされていく…。
  バロウズの自伝的小説。》

品切れ / 魔猫 / エレン・ダトロウ【編】 佐々木信雄・他【訳】
早川書房 /1999年初版 /¥― / B
  「17匹の猫が誘う妖しい闇の世界〜恐怖のアンソロジー」
   《数千年にもわたって人間と歩みをともにしてきた、愛らしくも謎めく動物、猫。
   そんな猫の神秘性を題材に、現代SF・ファンタジイ界の豪華作家陣が紡ぎだす妖しい物語の饗宴!
   収録作は17篇。それぞれの作家の持ち味が遺憾なく発揮された、ファンにはこたえられない珠玉の
   猫ホラー・アンソロジー。》
     露助(ウィリアム・S・バロウズ) / 猫と殺し屋(スティーヴン・キング) ほか・・・。
Nov.fo-0109 / ポップ1280 / ジム・トンプスン【著】 三川基好【訳】
扶桑社
/2000年第3刷 /¥600 / B
  「パルプ・ノワール史に屹立する孤峰」
   《アメリカ南部の小さな町に爆発する、殺人と巧緻な罠の圧倒的ドラマ!
   キューブリックが、S・キングが敬愛するジム・トンプスンの代表作。
   饒舌な文体が暴走する、暗黒小説の伝説的作品、》
Nov.fo-0105 / 砂の本 / ホルヘ・ルイス・ボルヘス【著】 篠田一士【訳】
集英社
/1999年第11刷(新装版) /¥600 / B
(小口傷)
  [原書名:El Libro de Arena]
  変幻自在な生の諸相を描く、ラテンアメリカの巨匠ボルヘスの短編集。
   他者/ウルリーケ/会議/人智の思い及ばぬこと/三十派/恵みの夜/鏡と仮面/ウンドル
   疲れた男のユートピア/贈賄/アベリーノ・アレドンド/円盤/砂の本
  装画:山本容子
品切れ/カルヴィーノの文学講義―新たな千年紀のための六つのメモ
イタロ・カルヴィーノ【著】 米川良夫【訳】
朝日新聞社 / 1999年第1刷 / ¥― / B
[原書名:LEZIONI AMERICANE]
〈これからの文学に必要なもの、それは「軽さ」「速さ」「正確さ」「視覚性」「多様性」
―全く新しい視点で古今の傑作を論じた書。〉
 1 軽さ / 2 速さ / 3 正確さ
 4 視覚性 / 5 多様性


Nov.fo-0104 / 魔法の庭 / イタロ・カルヴィーノ【著】 秋田忠彦【訳】
晶文社
/1991年2刷 /¥600 / B〜B−

 (奥付に蔵書印、巻末遊び紙に日付記入有り)
   《地中海からアルプスにつらなる自然を背景に描かれた、ユーモラスで寓話的な、
   そしてみずみずしく爽やかな、11の珠玉の短篇。
   名作『まっぷたつの子爵』から、遺作『パロマー』につながる、
   カルヴィーノの多彩な魅力の原点をなす初期作品集。》
Nov.fo-0103 / 女ねずみ / ギュンター・グラス【著】
高本研一・依岡隆児【訳】
/国書刊行会/1994年第1刷/¥1500/ B

 (カバー表紙微傷)
 DIE RATTIN−文学の冒険シリーズ
  《ブリキの太鼓、グリム童話、ハーメルンの笛吹き男…。
  奔放な想像力によって塗りかえられた物語の悪夢。
  記憶にひそむ終末の予感…。
  既存の秩序を大きく揺るがす問題作。
  現代文明への問いかけを続けるグラスの80年代の傑作。》
Nov.fo-0170/ジャズ・エイジの物語 フィッツジェラルド作品集1
スコット・フィッツジェラルド【著】 渥美昭夫 ほか【訳・編】
荒地出版社 / 1988年8版 / ¥700 / B
 《第一次大戦後、空前の好景気に沸いたアメリカでは、ジャズ、断髪、ダンス・パーティなどの
  新しい風俗と未来への夢が、若い世代をとらえた。フィッツジェラルドが、青春文学の旗手と
  して劇的なデビューをしたのは、華麗な“ローリング・トウェンティ”の夜明け1920年代のこと
  である。22年刊行の自選短編集『ジャズ・エイジの物語』に収められた『リッツ・ホテルのように
  大きなダイアモンド」「メイ・デー」2編のほか、20年代前半の作品を収録。》

Nov.fo-0237 / すべて悲しき若者たち フィッツジェラルド作品集2
スコット・フィッツジェラルド【著】 渥美昭夫 ほか【訳・編】
荒地出版社 / 1988年8版 / ¥600 / B
   内奥の悲哀と幼年期の回想をつづる中期の傑作九編。
    裕福な青年/子供会/男性的魅力/南部最後の美女/難航/スキャンダル探偵/捕われた“影”
    過去のある女/指物師の店の前で

再入荷!/ゼルダ−愛と狂気の生涯−
ナンシー・ミルフォード【著】 大橋吉之輔【訳】
新潮社 / 1992年5刷 / ¥900 / B
(再入荷分、帯無し)
「20世紀の〈愛の神話〉とジャズ・エイジの再現」
 《20年代(ジャズ・エイジ)を絢爛無秩序に生きたフィッツジェラルド夫妻の
 若さと名声こそ、当時のファッションの原型であった。しかし妻ゼルダに狂
 気という悲劇がはじまる!ニューヨーク、パリ、リヴィエラと華麗な舞台の
 あとはスイスのそして本国(アメリカ)の精神病院である。夫婦愛の微妙な
 変化と病める狂気の中で、ゼルダは1948年深夜の病院出火で48歳の
 生涯を終えた・・・・・・》  [絶版]
古本屋あなもん≪second-hand bookshop : anamon≫